どんどん切らない治療ができる時代

私が外科以外の美容医療が絶対に発達すると確信したのは、1999年頃。
IPL(フォトフェイシャル)が日本に上陸して、レーザー治療のような出血やテーピングすら不要なのに
レーザーでの炎症効果ぎりぎり一歩手前まで、調整して加療ができることが美容医療のパラダイムシフトでした。

肌に対して目に見えた効果が出る治療が出てきた時でした。
1998年ごろにはすでにコラーゲン注入やヒアルロン酸注入はもう取り入れていましたが
「これだけでは、とうてい手術をしないと賄えないよな。。。」という程度の治療効果であり、IPLほどの衝撃はありませんでした。

私は、患者様の皮膚の乾燥感、皮膚色、シミの濃さ、血管病変の状態に応じて、IPLの反応を見ながら
その場でパラメーターを調整して治療を行います。

「素肌にご褒美プラン」という気軽に治療に取り組めるプランでも、機器の出力設定に立ち会い、皮膚反応を見てパルス幅もディレイも変えて照射します。

その微調整が私の醍醐味で、同じ機械でも最高の効果を出してみたい、と思ってこだわっています。

 そして、それからの20年の間で、IPLと同じくらいのパンチが効いた発展というのはピコレーザーが実用化してきたことと、HIFU(超音波を用いた皮下組織のタイトニング、たるみ治療)が実用化されたこと、でしょう。
そしてこの2つなら、断然HIFUの方が衝撃的でした。

なぜかというと、IPLにしても他のレーザー機器にしても、皮膚面=肉眼で見える深さまでの治療が
切らなくても満足度が高い治療ができるというコンセプトであり、皮下組織に関しては注入治療を除けば

たるみはどうしても切らないとできない治療項目だったのです。

とうとう「切らずに」「医療機器で」そして「ほぼ完全なノーダウンタイム」皮下組織に働きかける治療が
実現する時代が来たわけです。
私の美容治療の概念を変えた第2のパラダイムシフトでした。

HIFU治療とオールレイヤーセラピー

 私は7年ほど前からHIFUのとある機種を使ってきましたが、きちんと適切な照射を行えば、かなりのタイトニングが可能であり
本当にどこまで切らないで人の美しさを保てるか、むしろ限界まで切らない治療にこだわって限界をみたいという思いがますます強くなりました。

 HIFUのいいところは、皮膚と皮下組織を「面」で均一にタイトニングできることが一番のメリットと私は考えています。たるみによって表面積が大きくなった、頬を中心とした中顔面と下顔面をまんべんなくタイトニングすることで、バランスよく「ちょっと前の状態」に戻している、と思っています。でも、HIFUの症例が500例を超えたくらいから、「バランスよく縮めた後に引き上げたら、過度な牽引や過度な余剰皮膚切除をしなくても、もっと自然で大きな効果が出せる」という欲がでて、スレッドリフトを導入することにしました。スレッドリフトは「切らない治療」と言えるギリギリ外科っぽい処置、と私は認識しています。

HIFUを使用し始めた7年ほど前から、レイヤー(層)を意識する治療は形成外科の手術と一緒だなぁと思うようになり、どの層にどんな侵襲を与えて治療効果を出しているか、無意識に常に考えるようになりました。 

いまでこそいろいろなメーカーが「オールレイヤーセラピー」と言っていますが、数年前からは注入治療ですら、皮膚のしわ改善から骨の萎縮に対して皮下組織に注入する時代が来ていて、オールレイヤーセラピーというのはいい治療をするためのマストな概念だと思っています。 

なので、私の患者様の多くは、さまざまな治療をコンビネーションで受けることが多いですし、そのコンビネーションも、当日やるのか、日を変えてかぶせていくのか、患者様の症状や社会的都合などすべてをひっくるめて短期の治療のみならず、長期的な治療目標をもって通院されている方もおられます。

組み合わせ方も人それぞれです。色素病変(シミ)とたるみの治療を両方やるためのコンビネーションなのか、「たるみだけ」「シミだけ」など1つの症状に対して効果を高めるためのコンビネーションなのかによっても変わってくるからです。

医療は魔法ではないので、どれだけ技術や医療機器が向上しても、なんでも完ぺきとはいかないこともあるわけです。それでも人それぞれの希望や、タイミングも含めて治療計画を立てることが、本当のコンビネーション治療であり、真のオールレイヤーセラピーだと思っています。

院長:上野美律

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